繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics, FRP)
ガラス繊維などの繊維をプラスチックの中に入れて強度を向上させた複合材料のことで、強度を著しく向上し、宇宙・航空産業をはじめバイク、自動車、鉄道、建設産業、医療分野等さまざまな分野で用いられています。
| [ 利点 ] ○ 金属材料よりも比強度が大きく、軽量化が可能 ○ 保温性がよい ○ 腐食しにくい ○ 補修が容易である |
FRP防水工事に使用する樹脂は軟質なもので建物等の動きに対して追従性が高くなっています。 近年、一般住宅ではかなりの普及率で木造住宅のベランダでは8割以上がFRP防水と言われています。 その理由としては、まず軽量で強度も高く短工期で施工性が高いからではないでしょうか。 また、FRP防水はシームレスで躯体を完全に覆ってしまうので防水効果も高く、強度も高いため歩行性にも優れています。

そのFRP防水にも弱点はあり、第一に樹脂を使用するため硬化時にガスが発生しシンナーのような臭いがします。敏感な方は我慢ができないという方もいらっ しゃるかもしれません。 しかし、その臭いも一時的なものです。一般の住宅のベランダや屋上や浴室の工事では常に臭気がするのではなく、樹脂使用時とその樹脂が硬化するまでの約1 時間ほどです。 第二に、ほとんどの防水工事であてはまることですが、躯体が規定以上の水分を含んでいると施工できません。これは、FRP防水の場合では接着しなかったり 硬化不良になってしまうからです。 また、表面的には乾燥しているように見えても躯体の中に水分が多く含まれた状態で施工をすると後日、躯体の温度が上ったときにその水分が気化し防水層と躯 体の間で膨張して躯体から防水層を剥離させてしまいます。
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だからといってすぐに漏水してしまうかというとそうではなく、剥離した状態の防水層に鋭端なものが当たったり強い衝撃があると防水層に穴が開いてしまい漏 水へとつながってしまいます。 このような問題を回避するために躯体と防水層の間に絶縁パネルを用いた絶縁工法もあります。 また、最近の省エネ化に対応するために絶縁性能に加えて断熱性能も高めた断熱工法もあります。 |